初心忘るべからず。

初心忘るべからず

初心とは、一番初めに思いたった心のことです。

志した当時の気持ちを忘れず、常に意気込みと謙虚さをもって事に当たるべきである。

仏教では「念起即覚」という言葉があります。「念が起きるとき即ちさとる」という意味です。時宗宗祖一遍上人はこの「念起即覚」という言葉をうけ到達した心境を

「となふれば仏もわれもなかりけり 南無阿弥陀仏なむあみだ仏」

と詠まれました。