和 而 不 流
時宗総本山遊行寺のお上人、遊行75代他阿一浄上人より頂いたお言葉をご紹介いたします。
和而不流というお言葉です。
和して流せず。
友人やそのグループ、学校や会社など、集団生活をするなかで協調することはとても大切です。
しかし、協調を意識するあまり、自分の意思や信念が見失われ、わからなくなってしまうこともあると思います。
協調しながらも、自分の意思や信念を忘れないよう大切にしましょう。
和して、(まわりの人と和み、協調すること)
流せず(他人意見に流されず、自分の信念をしっかり持つこと)
「まわりの人と和みながらも自分の意思を保ち流されず、協力し合うこと」
和(協調)には寛容な心が必要です。
流されない(信念を持つ)ためには揺るがない心が必要です。
目標に向かって邁進していると、いつか必ず意見の食い違いが起こります。
しかし、確固たる信念があれば、回り道になろうが、壁にぶつかろうが、その目標を見失わず、和を乱さず、前に進めるはずです。