和顔愛語

和顔愛語

「和やかな笑顔と思いやりのあるやさしい言葉」

近頃、社会情勢の影響もあり、パソコン、スマートフォンを利用することが多くなり、人と人が直接顔を合わせて話す機会が減ってきています。また、行動を制限され、自由に行動できない状態となっています。様々な不安やストレスを抱え、ついついイライラしてしまったり、怒ってしまったりと、精神的に不安定になりがちです。

こんな時代だからこそ、私たちは“和やかな笑顔”「和顔」“思いやりのあるやさしい言葉”「愛語」を心掛けて、人と接することが大切です。

人の笑顔をみると自然と心が和みます。お互いが笑顔になればきっとストレスや不安も少なくなるでしょう。

時宗がよりどころとする経典、浄土三部経「無量寿経」のなかに「無有虚偽諂曲之心、和顔愛語、先意承問」とあります。「先意承問」とは、相手の気持ちを先に察して、その気持ちを受け止めるという意味です。

○ 和顔愛語 先意承問 ○

「和やかな顔と思いやりのあるやさしい言葉で人に接し、人の気持ちをいたわり、人の気持ちを察し、人のために何ができるかを自分自身に問いただす」ということ。

先ずは一番身近な家族から実践してみましょう。